家で抹茶を飲む ~おうち抹茶のすゝめ 【番外編】

今日はちょっと番外編。
お抹茶をさらに美味しく楽しむためのエッセンスをご紹介します。
抹茶の粉の選び方 ~「○○用」はNGです
抹茶の粉は目的に応じて様々なグレードのものが販売されています。
特に製菓用は安価で手に入りますが
本来はお菓子に少量入れるためのものであり
その粉で飲むための抹茶を点てると強い苦みを感じることがあります。
美味しく抹茶を味わうために製菓用よりもお値段は張りますが、
茶道で使われる飲用の抹茶を購入されることをおすすめします。
尚、「お湯を入れて溶かせば飲める」用途の抹茶パウダーは、
お抹茶を点てる(=茶筅を振ってお湯と抹茶を混ぜる)用途には適さないことがあります。
今はインターネットでも手軽に買うことができる抹茶の粉ですが、初めて買うときは特に注意しましょう。
近くに日本茶を販売されているお店や茶道具を扱っているお店があればぜひ足を運んで店員さんにお話を聞いてみてください。
茶筅の選び方 ~扱いやすいのは○○!
茶筅は竹製が一般的ですが、最近は樹脂製のものも販売されています。
竹製は使っていると穂先(抹茶を点てる部分)が折れることがありますが、
樹脂製は折れることもなく長く使えるので扱いやすいのではないでしょうか。
竹製のものを購入される場合、「百本立」とか「八十本立」のように穂先の数や用途によって様々なサイズが販売されています。
お抹茶を点てるのが初めての場合、八十本立や百本立ですと握りやすくお抹茶が立てやすいと一般的には言われていますが、個人的には軸が太くなって握りにくいと感じることも多いです。
慣れてくると、八十本よりも少ない穂先の数の方が過度な力が入らずに美味しく点てられると感じています。
お茶碗の選び方について
お抹茶を点てやすいうつわってどんなものだと思いますか?
お抹茶を点てやすいうつわってどんなものだと思いますか?
こちらの記事に分かりやすい画像があったので下で使わせていただきます。

出典:https://kohno-onlineshop.com/blog/what-is-a-teacup/
皆さんのお家にある茶碗は上の3タイプのどれかに属するものがほとんどではないでしょうか。
実はお抹茶を点てる際、お茶碗の形状は底の部分に広さがあるものの方が使いやすいです。
というのも茶筅を振るスペースが一番右の杉形では狭くなってしまうから。
茶筅を振るスペースが充分にないと、抹茶の粉とお湯が上手く混ざらずに美味しいお茶が点てられません。
そしてお抹茶を飲む際はお茶碗のふちが反っていないものの方が口当たりがよく飲みやすいと言われています。
上の画像の中央のように底の部分に広さがあって、一番左のようにふちが反っていないものを選ぶのがおススメです。
お抹茶を点てるときの道具選びのご参考にされてくださいね。